PRODUCT製品情報

イクシードミル

イクシードミル

対象原料

キシリトール、緑泥石、レジン、炭素繊維、焼成貝殻等

粉砕原理

  • 本体上部の原料ホッパーに原料を投入
  • フィーダーにより定量的に粉砕機本体に供給
  • 固定ディスクと高速回転するピンディスクの衝撃により粉砕されます
  • 粉砕されて本体下部より排出されます
  • ※ディスクの回転で遠心力が働き、付着、凝集を防ぎます
  • ※インバーター制御によって回転数変更で粒度調整可能

特長

イクシードミルは衝撃力を主として使用する粉砕機です。このタイプの粉砕機は強引に叩き割る感じで粉砕を行いますので、エネルギー効率が良く経済的に優れた粉砕ができます。
衝撃式粉砕機の多くは粒度調整用にスクリーン(穴を打ち抜いた薄鋼板)を取り付けますが、イクシードミルは沢山のピンを高速回転させて粉砕しますので、スクリーンを使用せずに御希望の粒度の粉が得られます。

スクリーン式の問題点

  1. スクリーン式の粉砕機は最大粒径を用意に決定できる利点があるのですが、φ0.3mm程度が限界です。この事により微粉砕の範囲が限定されます。
  2. スクリーン式は、原料が打抜かれた穴を通過するまで粉砕室内にとどまり、繰り返し衝撃力を受け、熱により変性を受けやすくなります。
  3. 水分や油分が多い原料はスクリーンに付着し排出不良を起こします。

スクリーンを使用しない利点

  1. ピンの数が多く、超高速回転が出来ますので、20μm程度迄の微粉砕が可能です。
  2. 原料はピンの間を通過する際に瞬時に粉砕され排出されますので熱に対する影響が小さく出来ます。
  3. 水分や油分が多い原料でも、ピンへの付着は遠心力で防げますので、粉砕可能です。
  4. ピンやディスクに耐磨耗処理が出来ますので、コンタミを嫌う原料粉砕も可能です。

仕様

型式 EM-2 EM-4 EM-1A
所要動力 5.5kW 15~22kW ドア側 3.7kW + インバーター
本体側 3.7kW + インバーター
主軸回転数 Max11,000rpm Max7,500rpm ドア側Max12,000rpm(可変速)
本体側Max8,000rpm(可変速)
ローター径 φ250 φ400 Φ160
ピン本数 ドア側 157本
本体側 151本
ドア側 174本
本体側 157本
ドア側 168本
本体側 178本
発生風量 8.3m3/min 25m3/min 0.5m3/min
材質 SUS304/SCS13 SUS304/SCS13 SUS304/SCS13

粉砕データ例

原料名 分別 原料粒度 製品粒度 処理量(kg/hr) 型式
キシリトール 食品 150μmPASS 96% 80 EM-2
緑泥石 食品 35μmPASS 94% 41 EM-2
レジン 食品 150μmPASS 82% 195 EM-2
炭素繊維 化学 35μmPASS 99.5% 97 EM-2
焼成貝殻 化学 35μmPASS 97% 240 EM-2
玄米 食品 150μmPASS 93% 108 EM-2
澱粉+蒟蒻粉 食品 150μmPASS 70% 96 EM-2
あずき粉 食品 100μmPASS 99% 75 EM-2
茶葉 食品 45μmPASS 40% 70 EM-2
卵殻 食品 45μmPASS 85% 46 EM-2
グラニュー糖 食品 35μmPASS 89% 30 EM-1A
玄米 食品 38μmPASS 61% 50 EM-1A
にんにく卵黄 食品 550μmPASS 98% 108 EM-1A
セラミックス粉 化学 35μmPASS 97% 38 EM-1A
茶葉 食品 45μmPASS 72% 34 EM-1A
茶葉粉砕品 食品 32μmPASS 88% 40 EM-1A
樹脂ビーズ 化学 150μmPASS 54% 15 EM-1A
ガラス粉 化学 32μmPASS 99.6% 133 EM-1A
洗剤 化学 32μmPASS 95% 38 EM-1A
大豆 食品 75μmPASS 87% 78 EM-1A
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