PRODUCT製品情報

ジェットミルと専用エアー分散器によって分散された分級原料は、上部渦巻き室にエアーと共に送られます。ここで原料は旋回運動をしながら全円周スリットを通り、均一で安定した濃度状態で分級ゾーンに送られます。
分級ゾーンでは、原料粒子が異なる方向に働く二つの力（遠心力と流体抗力）によって分けられます。粗粒子は外壁に運ばれ、壁面に沿って旋回しながら回収ビンに送られます。ここでロータリーバルブなどを用いてエアーシールされながら排出されます。
一方、微粉はガイド壁と分級コーンの間をエアーと共に旋回運動し、中心方向に運ばれます。その後、上部排気室を通ってサイクロン・バグフィルターに運ばれ、回収されます。
この分級器にはローターなどの回転部品がないため、分級点の調節はガイドコーンと分級コーン間を通過する風量（二次エアー量）と、ガイドコーンと分級コーン間の隙間の調整によって行われます。

医薬品、添加剤、食品

ファルマ・エアーセパレーターは、医薬品・農薬・食品等の比較的破砕され易い粉粒体を、摩損を防止する分級機構の採用により、過度の分散力を与えずに分級することを可能にし、原料分散時の摩損を抑止し、必要な粒径の製品を歩留り良く抽出することを可能にした気流分級機です。
医薬品、食品に限らず、汎用性が高く幅広い分野にも対応できます。

接線方向より流入する空気と、情報から下方斜め接線方向に指向して、両流路が分散室内の分級開始点の直前で鋭角に合流する事により、摩損を減少・防止させる機構（特許2001-220502）

粗粉側カット（サンプル：アセトアミノフェン）

製品回収率：79.0％